今回は、国内線ANAマイルの価値について、計算してみました。
先日、久しぶりに会う友人と居酒屋で新年会をしていた時の話です。どちらも家庭を持ち、子供もいるため、家庭で行なっている節約話になりました。
自分は「陸マイラー」始めたんだという話をしてみました。友人も始めて聞く単語に興味津々で、色々と質問してきます。
私 「えーと、ポイントサイトっていうのがあって・・・例えばハピタスで大量にポイント貯めてから、それを交換して、それから・・・」
・・・で、色々話してふと聞かれたんです。
友人 「今の話だとポイントサイトって現金化できるんでしょ?マイル化するメリットってあんの?マイルの価値って何円くらい?」
今日はそんな話です。
それでは、参りましょう。
1.マイルを円に見える化しよう
1)比較対照の設定
さて、マイルの価値というは、何円?という友人の疑問をいきなり裏切るようですが、ハッキリ言って一律にいくらと言えません。
というのが、搭乗する「路線」「日付」「曜日」「時間」「シーズン」で料金に違いが生まれるからです。なので何円と算出するには「比較対照」を明確にしておかなくてはいけません。
今回は、以下の条件で計算してみますが、あくまで一例として捉えて下さいね。
○ ANA人気路線の一つ東京(羽田)-沖縄(那覇)をピックアップ
○ ANAお得運賃最安の「旅割75」と必要マイルの片道比較
○ ANA航空運賃が安い「ローシーズン」で比較
ちなみに「国際線」でのマイルの価値は、「国内線」よりも大きくなります。マイルは「国際線」で利用する方がメリットが大きい訳です。今回は「国内線」なので「マイルの価値は最低〇円程度」というものを考える上での目安となる検討ですね。
それでは、まず必要マイル数がいくらか見てみましょう。
2)必要マイル数とシーズン設定
国内線の特典航空券のシーズン・必要マイルチャートです。
ここには、シーズン別・距離別で必要マイル数が掲載されています。
東京(羽田)-沖縄(那覇)を見てみましょう。
下の画面です。ローシーズン(L)の必要マイル数は片道7,000マイルですね。
下の画面です。次に2017年ローシーズンは、下記の期間です。「1/5~2/28」「4/1~4/28」「12/1~12/22」の3つの期間です。
下の画面です。ちなみに、現時点で旅割については、2017年10月分までアナウンスされていました。なので、今回は「4/1~4/28」のローシーズン期間を対象とします。
3)航空運賃とマイルの円単価
次に、航空運賃の算出です。「旅割75」で比較します。本日が2017年1月26日(木)なので、その75日後の2017年4月11日(火)の航空運賃を見てみましょう。
下の画面です。たまたま平日の火曜日ということで、休日前よりは、運賃も抑えられているので、最低のマイルの価値として比較するには、ちょうどよい材料かと思います。
下の画面です。上の画面を比較しやすいように表にまとめてみました。中央が航空運賃、右側がマイルの円単価です。
2017年4月11日(火)の、東京(羽田)-沖縄(那覇)は12本の便があります。大人一人の運賃は11,590~16,390円と幅があり、それぞれ片道に必要な7,000マイルで割ると円単価が、1.7~2.3円になりました。
これを平均してみます。
合計178,080円÷12便÷7,000マイル=2.1円。
ざっくり2円以上という結果になりました。明らかに現金化するよりも、マイルとして利用した方が価値があるということ言えますね。
まとめ
今回は、ANA国内線マイルの価値について、ざっくり計算してみました。結果としてマイルは、2円程度の価値があるということを一つの目安として私は捉えています。
ただ、これはあくまで一例です。先にも書きましたが、搭乗する「路線」「日付」「曜日」「時間」「シーズン」で料金に違いが生まれます。2.5円を超える場合もあれば、1.5円を切る場合もあるかと思います。
比較対象が無数にあることや毎年運賃も一定ではないことから、一律に〇円と言い切るのが難しいことは、誰でもわかりますよね。
あと、結局のところ飛行機に乗る(乗りたい)かどうかだと思います。マイルを貯めて色々なところに旅行をしたい人には、価値あるマイルでも、乗らない人には全く価値のないものになってしましまいますからね(^^)
ということで、分かりにくいところはなかったでしょうか。参考になれば幸いです。